古民家の再生・活用から地域活性化へと繋げる活動を行っています
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左官材料求める性能

左官材料に要求される性能としては、可塑性・付着性・硬化性・硬化後の靭性 美観性・耐久性などがあげられ、素材選択の目安として心得たい。またこれらの 性能を有するためには、左官材料のみならず、下地の造り方や施工方法が適せに …

左官材料

左官材料は、硬化特性から「気硬性材料」と「水硬性材料」に大きく分類できる。気硬性材料は 石膏プラスターやモルタルセメントなど水と化学反応を生じて硬化するもの。

塗り壁

左官塗り壁は元来、柱に貫を通して構造を固め、竹小舞を配して土で塗りこめる土壁塗りであった。 しかし、時代とともにより容易で手間のかからない工法や材料が普及し、下地についていえば竹小舞 に代わって「木手摺り下地ラス網張り」 …

土壁

土壁は、土と藁に水を加えて練り混ぜることから始める。藁の練りこみ方は藁をそのまま 切ったもの、藁をもんで軟らかくしたものなど用途に合わせて使い分ける。山や池の底な どから採取した粘性の高い砂まじりの粘土に切った藁を混ぜ一 …

塗り壁

古民家の場合には壁の片面にしか土壁をつけたいないものもあるが、両面に塗られた ものの方が壁の剛性は高くなる。片面だけでなく両面に塗る際には「裏なで」と「裏返し」 をおこなう。竹小舞下地とする土壁の特徴は、小舞を介して両面 …

竹の種類

土壁に向く竹の種類は「真竹」か「淡竹」である。日本の竹林のほとんどは、タケノコとして有名な 中国からの外来種の「孟宗竹」だが、孟宗竹は虫がつきやすいため土壁の材料には向かない。竹小舞 は、竹の剛性がぬりかべの耐久性に大き …

木摺り下地

木摺り下地は土壁を造るというより、その上に漆喰などを下塗り、中塗り、上塗りと三回程度 塗り重ねて仕上げる。左官壁の下地とする明治以降の洋風建築で多く用いられた施行法で、壁 の内部が空洞の場合があります。木摺り下地は古くは …

竹小舞

土壁をつけるための小舞の作り方は、柱に小さな穴をあけて、「間渡し竹」と呼ばれる丸竹や 割った竹を等間隔で渡し、さらに「こまい竹」と呼ばれる一回り小さな竹で方眼状にシュロ縄 などで結ぶ。これを「竹小舞」という。小舞は一般的 …

土壁の特徴

土壁の特徴は防火性、断熱性、遮音性、調湿性、耐久性に優れ、高温多湿の日本の 気候風土に合い、室内が外気温の影響を受けにくく、一日の温度と湿度の変化を穏やか にする効果が高い。また、耐久性も高く、最終的にはまた土に還る究極 …

竈②

京都では「おくどさん」関西では「へっつい」と呼ぶ。竈は台所の神様 荒神が祀られる。また、分家することを「竈を分ける」などというが これは竈の数で課税をおこなった名残である。独立することを竈をおこす といい家族の単位として …

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