古民家の再生・活用から地域活性化へと繋げる活動を行っています
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鬼師

瓦を作る職人には、「鬼瓦」や飾り瓦を専門につくる「鬼師」と呼ばれる 職人がいる。彼らは鬼瓦の図面を描くところから始まり、ヘラ一本で鬼瓦 を仕上げる。鬼師は今から300年前の元禄時代にはすでにいたと記録がある。

焼成

瓦を焼くことを「焼成」といいます。950℃程度の火力で6~7時間かけて 焼く。焼け具合は窯に開けられた火窓から窯の中の色を見て職人の経験で焼き あげる。焼成後さらに16時間程度かけゆっくりといぶされる。

瓦の製造方法

瓦の原料は粘土。昔の瓦の作り方は地面に掘った穴に土を入れ足で踏み土練りから始めます。 「窓鍬」(まどくわ)と呼ばれる道具を使い、土を切り刻みながら1日半ぐらい細かく踏みつ ける。つぎに「たたら」と呼ばれる瓦の元となる大き …

本瓦葺き軒先構造

瓦の出は軒先瓦からはね出る水の勢いと、軒瓦の垂の裏へ吸い込まれて回る水の 慣性を考え、六四桟瓦で鼻隠しを木仕上げの場合で60~75㎜、左官仕上げの 場合で80~90㎜を、広小舞の鼻から瓦を出す。また雪国では積雪の重みを考 …

むくり屋根

むくり屋根には、屋根の流れの中央で引き通しの線より3/100~4/100くらい高くむくりを 付けて勾配をとる。関西では昔から3/100とせず流れ1間に対して垂木のせい1本分上げている。

照り屋根

照り屋根は寺社や一般建築でも比較的大規模の屋根に用いられ、一般に屋根の流れの中央で 引きとおし線に対し3/100~4/100の「たるみ」をつける。

瓦の戻り勾配

瓦は野地板の上に葺くが、屋根の野地板の勾配がそのまま瓦の勾配になるわけではない。 瓦1枚1枚には厚みがあり流れに沿って下から重ねながら葺きあげるので、瓦の勾配は 野地勾配より緩くなる。これを瓦の戻り勾配といいます。

屋根勾配

屋根の勾配は、梁間寸法、多雪地域、雨の多い地域、風の強い地域などの気候条件 葺き材の種類などによって決定される。特に葺き材の選定については、一般に継目 の少ない材料などは暖勾配とし、継目が多く吸水性のある材料は急勾配とな …

越屋根

屋根の最頂部に採光や煙抜きのための、別の棟をもつ小さな 屋根をのせた屋根。

しころ屋根

大棟から軒まで一枚の面でなく、一段の区切りをつけて すぐその下から軒までを葺く形式。

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