瓦の出は軒先瓦からはね出る水の勢いと、軒瓦の垂の裏へ吸い込まれて回る水の

慣性を考え、六四桟瓦で鼻隠しを木仕上げの場合で60~75㎜、左官仕上げの

場合で80~90㎜を、広小舞の鼻から瓦を出す。また雪国では積雪の重みを考慮

し軒瓦の出を60㎜位に縮める必要がある。