沖縄の古民家は穴屋と呼ばれ、台風への備えや強い日差しを遮る

工夫がある。南向きに四隅に柱を建て屋根は素焼きの赤瓦が使われ

台風の強風でも飛ばされないように瓦同士は漆喰で塗り固められる

など、沖縄の特徴的な屋根になっている。屋根の上に乗る「シーサー」

は獅子の沖縄方言で、神社にある狛犬などと同じく古代オリエントの

ライオンか犬が起源とされる伝説の獣であり、魔よけとして造られる

壁は二ブチと呼ばれる網代で仕上げる。家屋の東と南面は雨端と呼ばれる

深い軒が造られ、台風に備えるためにフクギの木の屋敷囲いが造られる。