古民家の壁は真壁構造と呼ばれる柱と柱の間に壁を造るのが

一般的で、江戸時代までは貫構造の真壁造りが主流だったが

明治初期に洋風木構造が紹介され、筋交いと呼ばれる斜材が使われ始め

筋交いを壁の中に入れるために柱の見えない大壁構造が普及した。

筋交いは昭和25年の建築基準法で規定されたと思っている人も多いが

筋交い自体は大正8年の建築基準法の前身である市街地建築物基準法に

既に使用の規定が示されています。数は少ないが古民家にも筋交いを

使ったものが存在しています。