鳥取県内には、古民家が数多くあります。
そして私の住む鳥取市にも古民家が点在しています。
日本の素晴らしい良き伝統と住文化、
そして地域ならではの暮らしの知恵が詰まった
古民家を次世代に伝え引き継ぐために、私たちのできること。
古民家の本当の価値を知っていただき残すことで、
日本の伝統建築を壊すことなく
素晴らしい街並みを残すことができ、地域にも貢献できます。
先人の知恵と技術が生きる古民家は、日本では無くてはならない建築物で未来へ残すべき財産です。
今、日本の古民家が改めて見直され住環型社会へと変わりつつあります。
昨今の住宅は工業化が進み、自然木材などの規格化しにくい物は敬遠され
持ってきて取り付ければ終わりという建築材料が重宝された結果、シックハウスという社会問題まで
引き起こしました。そのような中、人々は安全で長持ちする住まいを求め、自然素材や左官の塗り壁など
昔の民家では当たり前だったものを再認識し始め、今また取り入れようとしています。
私は古民家を残すこと、古材を再利用することは、地球環境、地域景観の保全、
建設業の新たな分野として、とても大切なことだと思います。
先人の想いを大切に、次世代へ繋げるために活動を続けてまいります。
一般社団法人鳥取古民家再生協会
代表理事 宮本 敏行