瓦の原料は粘土。昔の瓦の作り方は地面に掘った穴に土を入れ足で踏み土練りから始めます。

「窓鍬」(まどくわ)と呼ばれる道具を使い、土を切り刻みながら1日半ぐらい細かく踏みつ

ける。つぎに「たたら」と呼ばれる瓦の元となる大きな粘土の塊を作り、針金などを使い瓦の

大きさに切る。これを「荒地」づくりと言います。あらじは面に指紋などつかない程度に1週間

から10日ほど自然乾燥させます。さらに乾いた荒地の形を整えて表面を「雲母」で磨き、磨き

終わったものは「白地」と呼びます。白地はさらに露天干しにし、乾燥させる。