木砕きとは、木造建築の部材寸法の比例関係を定めたルールのことで、木割りともいいます。

大工棟梁の流儀によって定められた規範が口伝や書物の形で伝承されてきた。伝統的な木造建築

はこうした木割り書によっており、書物としては平内家伝承の「匠明」などがよく知られている。

一方、面砕きは柱の面を基準にして各部材寸法を割り出す伝統的な木割り術で、柱幅寸法を基準

とする木砕きにたいしていうことばである。