古民家の象徴的な特徴として室内では囲炉裏と竈があります。電気のない時代

火は重要で、採暖や調理に使われ、食事の場であり家族団欒の空間に欠かせな

かった。古民家は木造で、屋根も茅葺きなどの火に弱い構造であったために火災

が起きやすく、採暖においても建物全体を暖めるのではなく、あくまで局所暖房

であった。人々は荒神を祀ったり茅葺き屋根の棟の側面「ガク」に「水」などの

文字を刻んだりして火災を恐れていました。