広縁は通常座敷の外に直線上あるいはL字型に設置された通路部分で、「くれ縁」

ともいいます。半間以上の布を有するものが多く、広縁の外部に建具や雨戸が設け

られる。外部と座敷の暖衝空間であり、付け書院などを設置する際に必要となる。

広縁を設けることで夏場の日差しを遮り、座敷の温度上昇を防いだり、冬場の寒さ

を緩和させる機能を有すると共に、庭などを眺めるための場所として利用されます。