版築とは、主に家屋の壁や城郭の土塁などの建設に用いる土壁に、土や石若しくはそれらと

少量の石灰などの混合物を混ぜて、建築の基礎部分を竪固に構築するための工法。古代から

用いられてきた。現在ではセメントを混ぜた土コンクリートを版築という場合が多いが、本

来は別物である。また版築という語は、工法自体を指す場合と、構造物を指す場合がある。