礎石に必要とされる性能は建物の荷重を支える強度と耐久性、さらにできる限り

水分を柱に伝えにくいものがよい。礎石に使用される石材は周辺で容易に入手可能

なものが利用されるが、奈良時代以前は床がなく、礎石も加工された物が多かった

が、近年は逆に床が作られ礎石が見えなくなったため加工せず自然石のまま用いられる

ことが多かった。