火から建物を守るため、軒裏や外壁などの木部を土壁で覆ったものを

「土蔵造り」といい全国にあります。蔵造りあるいは店蔵造りとも呼ばれます。

埼玉の川越は、東京が大江戸と呼ばれるのに対し小江戸と呼ばれ、その一角に

個性のある30数棟の蔵造りの商家が軒を連ねている。川越の蔵造は黒く塗られた

厚い土壁、大きな鬼瓦と高い棟が特徴。江戸の面影をとどめる蔵造りの町は

平成4年に電柱・電線の地中埋設工事が完了し、平成11年に文化庁の

「重要伝統的建造物群保存地区」に指定され、平成19年には「美しい日本の歴史的風土100選」

に選定された。