温暖な地域の農家住宅や、寒冷地や山地の養蚕を営む兼業農家など古民家の造りは

地域によって実に多様だが、各地域の特徴を見ていくときに特徴が表れやすいものに

屋根の形があります。岩手県南部地方の「曲家」は通常は別に建てる「厩・うまや」を

母屋の一部に組み込んでいて、建物平面形状がL字型である。山形には採光と通風のために

高窓が設けられている「高八方造り」と言われるものがあります。