「スクラップ アンド ビルド」とは、老朽化して非効率な工場設備や
行政機構を破棄・廃止して、新しい生産設備・行政機構におきかえることに
よって、生産施設・行政機構の集中化、効率化などを実現することである。
戦後の高度成長期には一定期間の耐久性があればよく、短命でも建て替えて
いくことで活性化するという経済優先の考え方で住宅も建設されてきた。
しかし近年は地球環境の保護の観点や、成熟して右肩上がりが見込めない
経済情勢、少子高齢化などで、「建てては壊す」のフロー消費型の社会から
「いいものをつくって、きちんと手入れして、長く大切に使う」ストック型社会へ
転換しようという考え方が主流となってかました。