そもそも「ケ」とは米や稲に関係する言葉であり、稲作文化とともに
日本に伝わったか、日本独自に変化したものである。そして、「ケ」は
「ケガル」という言葉に変化する。「ケ・枯れ」とは、作物が枯れたり
して収穫ができなくなることで、転じて日常性が破られることを意味し
忌み嫌われる言葉である。