木摺り下地は土壁を造るというより、その上に漆喰などを下塗り、中塗り、上塗りと三回程度
塗り重ねて仕上げる。左官壁の下地とする明治以降の洋風建築で多く用いられた施行法で、壁
の内部が空洞の場合があります。木摺り下地は古くは、天平時代の東大寺にも使われたという
説もあります。