奈良や大阪の南部で見られる大和棟は切り妻造りで中央部を
草葺きとし、両妻が瓦を乗せる造りが特徴。洗練された切妻
の白い漆喰壁と屋根の対像性が美しい。棟の高い部分が主屋で
低い部分が釜屋で構成される。大和棟は「高塀造り」とも呼ばれる。