茶屋に通ずる庭は「露地(茶屋)」という。もともとは町屋の家と家とを
結ぶ細長い通路のことで、茶屋に通ずる路のことを路地、あるいは道すがら
という意味の路次の字を当てていたが、江戸中期に茶屋に付随する庭園とし
て露地が使われるようになった。露地には飛石、蹲腰、腰掛、石燈籠などが
配される。