昔の建物の礎石を調べると、表面が平らだと柱と礎石が簡単にずれるので

柱とかみ合わせるための工夫がみてとられる。礎石の真ん中に突起を残し

ておき、柱の下の面を掘ってかみあわせるか、逆に礎石の真ん中にくぼみ

を残し、柱に突起をつけて組み合わせるなどの工夫である。十字の溝を掘り

水を逃がす工夫をしたものもある。