古材の場合は新しい木材よりもムシロ年数を経た物の方が強度が

増すことは先述したが、土壁の土も古い土の方がバクテリアが多く

藻の発酵を促進するといわれている。植物は再生される期間より

長く使用すれば再生可能な資源であり、さらに地産地消であれば

輸送コストをかけずに環境負荷も小さくできる。また、その建築工法

も経年劣化により錆などを発生する金属をほとんど使用しない上に

継手や仕口といった接合技術により解体して再組み立てが可能な技術

が使われている。故に、古民家はリュースを前提とした解体も容易に

可能となります。